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うみねこのなく頃に 9話「skewer」

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「skewer」とは「串」のこと。

チェスにおいては自駒の射線上に相手の駒が二つある状態で、その中でも直接狙ってる(手前の)駒の方が価値が高い場合が「skewer」に該当するんだそう。たとえばビショップの射線上に手前にキング、その背後にルークがあって、キングが避けたらルークが取られるみたいな感じ。なんで今回このサブタイなんだろう?

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朱志香と嘉音を放置したままだったので、全員が連れ立って朱志香の部屋までやって来ると、扉には月の1の魔法陣が。下から見上げるようなアングルで魔法陣の不気味さが際立つ。

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室内では朱志香が杭で背中を貫かれて息絶えており、さらに嘉音の姿もなかった。そして楼座は部屋固有の鍵を室内から発見。施錠できたのはマスターキーを所持する使用人のみという流れに。

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今回のおもしろポイント。楼座の提唱する熊沢犯人説郷田犯人説。悪い顔しとるで。なお紗音と源次は金蔵の書斎にいたためアリバイがあるとして容疑者から外される。金蔵もグルだったらどうすんだよ。

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「まさか、嘉音くんがベアトリーチェに買収されたって言うつもりかよ…!」

熊沢と郷田を容疑者から外すなら、所在不明の嘉音が最も怪しいと主張する楼座。事件には金蔵の黄金が関与している可能性が高いとし、嘉音は魔女に買収されたか、あるいは黄金の独占を目論んでいるかもしれないと推測。そして楼座は、「朱志香殺しの犯人は嘉音である」と宣言。

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全然駄目だ!

楼座の強引な論法に一同が困惑する中、戦人が反論。キターって感じのはずの展開なんだけど、微妙に盛り上がらない。

やっぱ全体的に葛藤の描写が足りてないというか、原作だと感動的なBGMに合わせて朱志香の亡霊が嘉音の無実を訴えるシーンとかあるんですよ。そういう「溜め」のシーンが尺で削られてるのがアレやね。

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戦人は「貴賓室の開錠時に朱志香がマスターキーを借りたままだったかもしれない」と仮説を展開。その推理通り、南條が朱志香の死体から嘉音のマスターキーを発見。これにより嘉音がマスターキーで部屋を施錠することが不可能だったことになる。

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嘉音の無実は証明されたが、「では犯人はどうやって施錠したのか?」という問題が浮上する。メタ戦人は使用人たちを疑わずに密室を構築する方法を考えるもベアトリーチェの赤字で追い詰められる。

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「頭がごちゃごちゃしてきやがった。少し整理させろ…。えっと…まず大前提として魔法は存在しない…」

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「存在するぞ? 魔法は。くっくっく!」

なんやねんこの会話。

ややこしい密室論議なんだから、ちょっとでも話を整理してくれ。中身なさすぎな台詞を詰め込む尺はねえんだよ。このへんBGMも相まって視聴してるのがつらくなる。

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このアングルはかっこよくて好き。

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他の誰でもない、そなた自身が扉を閉ざしているのだ

しかしマスターキーを所持する使用人を疑えば、そもそも密室でも何でもないとベアトリーチェが指摘。戦人の致命的な弱点である「身内を疑いたくない」という心理。

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戦人はリザインを宣言。協調性のない言動について詫び、楼座も軽率な推理だったと謝罪。

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食事は缶詰オンリー。まあこれくらい量は必要だよね。EP1の鯖缶1個はどういうつもりだったんだ、マジで。

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郷田の料理が食べられないと嘆く南條に、食材に毒が混入されているかもしれないからと宥める戦人。礼拝堂の6人殺しも凄惨な死体状況に誤魔化されがちだけど、あれが「死後損壊」であると考えるならば、直接の死因は毒殺が妥当なんですよね。

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紗音ちゃんのおっぱい。

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「狼を追い出したってことっすか?」

食事の後片付けのため厨房へと向かう使用人たち。楼座は南條にも退室するように促す。そして客間に残るのは右代宮の親族のみに。依然として使用人を疑い続ける楼座。

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戦人が発言した「狼」とは、真里亞の所持するクイズブック「狼と羊のパズル」からの引用。さすがにEP2のキーワードだからちゃんと尺を割く。

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一方、厨房。郷田は「まかない」として開封した食材を調理していた。事件中とは思えない和やかさである。そんなリラックスタイムも束の間、勝手口から奇妙な物音が。郷田が恐る恐る確認する。

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源次もナイフを手に取り臨戦態勢。
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郷田が扉を開けると、どさりと床に倒れ込む人影。…物音の正体は瀕死の嘉音だった。

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「犯人は……楼座さま……ァ……」

このへんの小林ゆうの演技が色々すごい。

楼座への報告は後回しに、重傷の嘉音を手当てするため使用人室へ運び込む一同。

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急に何かを思い立ち、外へと駆けだしていく紗音。そして彼女はボイラー室で何かを発見する。

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使用人室では、先ほどまで死に瀕していた嘉音が急に立ち上がり、朗々と喋り始める。その異様な状況に驚きを隠せない南條。

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「大丈夫、ほら。全然大したことないでしょ…?」

傷は痛くないのかと問われ、くちゅくちゅと傷口で自慰行為を始めちゃう嘉音。いやモザイクなんか修正するから、そういう風に見えちゃう…。

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「あなたは本当に嘉音くん?! 嘉音くんは傷口オナニーなんかしない!

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ボイラー室から戻ってきた紗音が手にしているのは、ハンカチで拭き取った「蜘蛛の巣」。本当の嘉音ならば蜘蛛の巣なんて何の効果もないはず。しかし目の前の彼にとって蜘蛛が天敵なら…と、紗音は蜘蛛の巣を近づける。

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そのとき一閃。紗音は瞬時に跳び退いたものの、傍にいた南條と熊沢の首が切断され血が噴出。ここからが今回の見どころ。

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紗音目掛けて飛び掛かる嘉音!

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しかし間一髪で紗音を抱え寄せ床を転げて回避する源次。

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そして郷田の料理人タックルが炸裂し、壁へと押し込まれた嘉音。そこに源次の華麗なるナイフ投げが決まる! この一連のアクションは緩急あって見応えがあるぞ!

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紗音から蜘蛛の巣を受け取る源次。ここ作画もいいし、めちゃめちゃ渋くてかっこいいんですよ。

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「な、何だったんだ今のは……。わた…、私は、確かにアレをこの手で……!」

蜘蛛の巣を押し付けられた嘉音は霧散して消滅する。そして郷田は眼前の出来事を信じられないといった表情で自身の掌を見つめるのだった。

…というところでエンディングへ。9話は序盤中盤かなりしんどかったけど、最後のアクションは割とキレキレだったので良かったかな。

うみねこのなく頃に 8話「week square」

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EP2も中盤へ。最初の死体が発見されたり、魔法バトルが始まったり、股間フリルが登場したり、赤字演出だったりと、やること盛り沢山の回。

「week square」は「相手にとって有利なマス」のことだとか。要は自陣の駒が効いてないマスのことかな?

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「さて、ベアトリーチェ。お前の取った6つの駒は何なのか。楽しませてもらうぞ」

夜が明けて起床する金蔵。彼の言葉によるならば、やはり今回も一気に6人死んでしまったようである。いつものマントを羽織ってない金蔵は貴重。それにしてもベッドがでかい。

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礼拝堂前で立ち尽くす楼座たち。扉には不気味な魔法陣と「Happy HALLOWEEN for MARIA」の文字が。紗音が説明するには、食堂で「礼拝堂」と書かれたメモを見つけて来てみればこの有様だったとのこと。さらに扉を開けようにも鍵が紛失しているらしい。密室状況を源次が台詞で説明してくれる。

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楼座は前日に真里亞の受け取った手紙を思い出してゲストハウスへ。何事もなく寝ている真里亞の姿に安堵し、手提げの封筒から鍵を取り出す。

隣で寝ていた戦人が目覚めるも、楼座は「あなたたちはここにいなさい」と言い残して立ち去る。しかし戦人がマジでそのまま二度寝しちゃってたらどうしたんだろうな。

それはそうと、すやすや寝ている朱志香と真里亞がかわいい。戦人と譲治はジャケットくらい脱いだらいいのに。まあ、寒いのかもしれんが。(こいつら風呂とか入ってんのかな

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モザイクかけんなや!

礼拝堂へ足を踏み入れた楼座たちを待っていたのは、あまりにもグロテスクな光景。腹を割かれてお菓子を詰め込まれた親兄弟たちの死体だった…。

で、テレビ放送時はこんな感じでモザイク修正されてました。dアニメ配信版も修正verっぽい。

…それにしてもモザイク修正ってどうなん。せめて黒いモヤとかの方が雰囲気が壊れないと思うんだけどなー。無修正が見たくて円盤購入する視聴者もおらんだろうし。キャラの乳首が見たくて購入するのとはちょっと違うぞ。

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金蔵への報告のため、源次と紗音が屋敷へ戻る。それと入れ違いで子供たちも礼拝堂へやって来てしまう。死体へのリアクションは子供たち担当。原作読者にトラウマを植え付けてくる楼座の嘔吐描写や七面鳥ケチャップライスの回想はなし(あれを映像で見せられても困る)。

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「しかし、今度はちゃんと顔が分かる! つまり容疑者を絞ることができるというわけだ!」

そしてメタ世界パートへ。前回のゲームと違って死体の顔が判別できるため、替え玉死体を組み込んだ推理は困難に。前エピソードと視聴者の推理をメタってくる展開は燃える…はずなんだけど、あんまり盛り上がらない。BGMもないし。

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謎の来客ベアトリーチェが犯人だと予想して礼拝堂を飛び出す朱志香。嘉音と郷田が後を追う。

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一方、譲治は卓上に積まれた黄金のインゴットを発見。そんな…カボチャの中に置くなよ。ちなみにその後の礼拝堂レリーフのくだりはカット。重要っちゃ重要だけど本筋には影響ないか。

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嘉音のマスターキーを借りて貴賓室に飛び込む朱志香。鍵をポケットにしまうところは今後の伏線になるので忘れず描写する。

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卓上にはベアトリーチェからの怪文書大原さやかの演技によってりムカつき度アップ。

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喘息の発作を起こした朱志香は、嘉音を伴って自室へと戻る。薬で症状が収まったことを見届けたので退室しようとする嘉音を朱志香は引き止め…られない。

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「人の心がくみ取れぬ、だからお前は"家具"なのよ」

そこにベアトリーチェが登場。駆け足展開だけど、ここのテンポのよさは悪くない。

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なんかいっぱい出てきた!

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なんのアニメやねん。

ということで新規視聴者も度肝を抜かれる超展開、魔法バトルの開幕である。原作で召喚される山羊は一体だけなんだけど、アニメでは雑魚敵としてたくさん出てきちゃった。腕から生えるブレードのデザインが結構かっこいい。ちなみに七姉妹全員ブレードのデザインが異なるというこだわりっぷり。

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往年の少年漫画アニメみたいな引きでBパートへ。

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Bパートは礼拝堂で発見されたという手紙の話から始まる。内容的にはEP1で真里亞が読み上げたものと同じものっぽい。前日に楼座が渡されたやつかな?

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一方その頃、朱志香の部屋では激しいバトルが繰り広げられていた。客間との温度差も激しい。アクションシーンも結構動いてるんだけど、あんまり面白みがないのはなんでだろう。

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山羊を殲滅し、今度は大将であるベアトリーチェに飛び掛かる嘉音。ここはかっこいい!

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嘉音の攻撃をかわし、彼を"家具"と罵るベアト。そこに傍観していた朱志香が割り込み、彼はニンゲンだと反論する。その言葉を聞いた魔女は、二人を第ニの晩の生贄にすることを決定する。

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ベアトが召喚したのは少女の姿をした上級家具、色欲のアスモデウス。視聴者のみんな、展開について来れてるか?

アスモデウスの声は豊崎愛生が担当。2009年当時といえば「けいおん!」ブームの真っただ中でした。七姉妹のキャストはEP1の途中くらいに全員発表されており「一体この新キャラたちは誰なんだ…」とアニメ新規勢を困惑させてたりもした。

BGM「システム零」はアニメ独自の選曲。これが異様にハマってて、逆に原作読んでるときにBGMが違ってて「アレ?」って思っちゃうくらい。

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作画の色指定ミス。そこを肌色にしちゃうのはマズくない?

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アスモデウスは悪魔の杭へと姿を変えて嘉音に襲い掛かる。…しかし七杭のSEって壁や天井なんかに跳ね返ってる音だと思うんだけど、アニメだと真っ直ぐ飛んでるときにもカンカン響いてて何なのかもはや分からん。

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「読みが当たったぜ、ざまぁみやがれ…」

嘉音の背後に迫る悪魔の杭だったが、朱志香が自らの命を犠牲にして庇う。

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続いて魔女は憤怒のサタンを召喚する。キャストは日笠陽子。ここに唯ちゃんと澪ちゃんが揃ったというわけだ。

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しかしサタンが杭の姿に化ける動作がクソダサい。あまりにもダサい。勘弁してくれ。

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「僕の…本当の名前は…」

今際の際、最後の力を振り絞り互いに手を伸ばす二人。嘉音が、ニンゲンとしての本当の名前を告げようとするも、既に朱志香は息絶えていた。

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それでも嘉音は、せめて彼女の元に手を伸ばそうと足掻く。しかし、届かない。

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BGMは「Requiem」。駆け足急展開ながらも、ここのシーンには非常に心を揺さぶられた。

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真里亞による魔法陣の解説。EP1でカットした部分の補足的な意味合いもあるのかな。

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そして譲治が礼拝堂の施錠について言及する。犯人はどうやって礼拝堂を施錠したのか。

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ここで再びメタ世界パート。密室殺人に対し、戦人は「隠し扉」などの可能性を考慮するなら推理不可能だと主張。

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これから先、妾が真実を語る場合は赤い文字でその文章を示す

「推理不能」という逃げ口上を防ぐため、赤字ルールを提案するベアトリーチェサウンドノベルならではの演出を一体どうやってアニメ化するのかと思っていたら、普通に文字が流れてきたでござる。

でも当時のインタビューだと「今後の話では赤字の演出を色々と工夫してみる」って語られていた記憶があるな。いやー期待してますよ、ねえ、今千秋監督。

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BGM「suspicion」をバックに推理議論を始める二人。赤い文字の流れるスピードが速すぎて読みづらい。いやテキストを読ませるつもりはないんだろうけど。

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なんやかんやで「犯人が真里亞の手提げから鍵を持ち出して、使用後に再び封筒に戻した」という推理に至る戦人。しかし熱い論戦というよりは、就活生の集団討論みたいな淡白さだ。BGMも落ち着いたままだし、そもそも戦人が苦戦しないのでカタルシスがない…。

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そして金蔵のウィンチェスター銃を手にした楼座が客間へと戻ってきたところで8話終了。

改めて見返しても、消化すべきシナリオに尺が追いついていない感が半端ない。魔法バトルだけならまだしも、メタ世界や赤字も詰め込まないといけないのがなー。推理に必要な伏線はちゃんと描くつもりでいるようだし。

なんか、だいぶ怪しくなってきたぞ…。

うみねこのなく頃に 7話「early queen move」

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EP2の2話目。「early queen move」とは「序盤からクイーン駒が動く指し手」のこと。いやはや今回の話にピッタリのサブタイじゃん。

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「お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞー!」

親族会議へと向かう途中。ハロウィンがしたいと電車内で駄々をこねる真里亞。隣席の老婆がキャンディをくれるも、母親に取り上げられて、うーうー泣き叫ぶ。

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で、ビンタ。それも一発じゃなくて往復ビンタ。小清水亜美の演技がうますぎてヒステリー感がやばい。原作でも読むのが(心情的に)辛いシーンだし、フルボイスのPS3版はキツかったな~。

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楼座が我に返ったときには、ご覧の有様。しかし真里亞の手提げ、荷物棚に上げんでもええやろと思ったけど、たぶん手元に置いてたら真里亞がごそごそ取り出しちゃうんだろうな。

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一方、六軒島の屋敷では蔵臼と夏妃、そして使用人たちが着々と親族を迎える準備を進めていた。それにしても俯瞰アングル多いな。

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ここの使用人室のシーン、全体的に動作が細かくてなんか好き。立ち上がる源次が椅子の位置を戻したり、紗音がシーツをいそいそと畳んだり。地味ながらもキャラが自然に動いてる。逆に自然すぎて地味なのか。

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「緊張するとカタくなる…上手いこと出ねえんだよな」

トイレの鏡でプロポーズの練習をする譲治。そこに個室から颯爽と留弗夫が登場。用を足しただけなのに何でカッコつけてんだこいつ。

該当の台詞はアニメオリジナルなんだけど、結構うまい言い回し。親族会議に向けて緊張してるのは留弗夫も同じだしね(何が固くなってるとは言わない)。

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空港の売店でハロウィンのマシュマロキャンディーを買って貰った真里亞。原作だと途中下車してたけど、そのへんはギュッと詰め込んでいく。尺の都合もあるし、場所がコロコロ変わっても分かりづらいし。

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熊沢の語る悪食島伝説。本来、EP1序盤に軽く触れられていたんだけど、そのあたりの展開を飛ばしまくってたせいで、急に怪しげな話が湧いてきた感じに。

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六軒島に到着し、郷田の案内でゲストハウスに向かう親族一同だったが、そのとき世界が色彩を失って静止する。そこに姿を現したのはベアトリーチェ

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「お前がどんな手で来ようが、俺はお前を認めない。その一点を貫き通す限り、俺に負けはない!」

そしてEP1お茶会から引き続きメタ戦人も登場。このメタ世界の表現は悪くないんじゃない? ただ、アニメのみの視聴者には「なんで戦人が二人いるの?」と頭に疑問符が浮かびそう。まあ、うみねこってこういう作品だからね。受け容れてくれ。

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戦人がハロウィンの話に付き合ってたので、得意げに魔女の話を始める真里亞。しかし楼座の堪忍袋の緒が切れる。9歳にもなって魔女の話をしてる娘が気に食わないらしいが、こちとら成人してても仮面ライダーの変身ポーズとか一人でやってますよ。どうだ参ったか!

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真里亞を慰めようとする嘉音。真里亞は「平気だよ」と不敵に笑って見せるが、明らかに無理をしている。こういうところを見ると、真里亞の精神年齢は相応か、むしろ大人なんじゃないかと思いますね。

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一方、大人たちは客間で仲良く話し合いを始めていた。それにしてもこの留弗夫のカットはEP1でも見たような。

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天候が悪くなっていることに気付いた楼座は急に客間を飛び出し駆けていく。そして薔薇庭園で一人佇んでいた真里亞を抱きしめた。彼女は、楼座が去り際に言い放った「ずっとそこにいなさい」を愚直に守っていたのだ。

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ママ、お帰り。真里亞、ママが帰ってくるの、ずっと待ってた
真里亞は、楼座が悪い魔女に乗っ取られたと信じ込み、そして「優しい母親の人格が帰ってくる」のを待っていた。しかしその真意が母親に伝わったかは怪しい。恐らく楼座は「自分が薔薇庭園に帰ってくる」のを待っていたのだと捉えただろう。

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「あ! ベアトリーチェ!」

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楼座が振り返ると、そこには肖像画の魔女ベアトリーチェが"い"た。

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ベアトリーチェは、ぺしゃんこに潰されたお菓子を無限の魔法で元通りにしてみせる。その光景を目の当たりにして驚愕する楼座。そんな彼女に魔女は会議で読み上げるようにと手紙を押し付けて屋敷へと去っていく。

しかし改めて見るとベアトのスカートが短くてびっくり。

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屋敷で源次の出迎えを受けたベアトは、玄関で霧江とすれ違う。このアングル多いな!

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で、メタ世界。ただメタ論議にあんまり尺は割かれてないので、ベアトが屋敷を闊歩することに対する戦人のリアクションは薄め。

うみねこ」って劇中の超展開に対してメタ戦人目線でツッコミを入れることでバランスを保ってるところはある気がする。だから魔法バトルをメタ世界でスルーしたEP2は色々言われてたし、EP3の評価が高いのはそのへんの塩梅が上手くいったからじゃないかと思う。

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ベアトリーチェの貴賓室にお茶の配膳に訪れた嘉音。この構図いいね。

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紗音を生贄にして欲しくないならば、跪いて靴に接吻をせよと迫るベアト。原作だと嘉音の心情がト書きで散々語られるのだが、どうしてもアニメだとこの辺の葛藤が薄く見えちゃうな。

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このアングル多いな!

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ベアトリーチェの真意を知った紗音は夕食の配膳に訪れるも、「あなたを面白がらせたりしない」と淡白に言い放つ。配膳されたナイフに映るのは、退室する紗音を見やりながらも不敵な笑みを浮かべるベアトの表情。

やっぱ家具の葛藤があっさりしすぎて、前回から急に塩対応になったように見えるな。

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郷田のディナー、仔牛のステーキ!

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しかし「客人は同席しないのか」という霧江の質問から、晩餐の席は謎の来客ベアトリーチェの話題で持ち切りに。

赤ワインに反射する蔵臼と留弗夫。…こう、会話してるキャラを何かに反射させる演出も結構多くない? なお蔵臼についてはそのうちワインそのものになるが…。

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当主さまに愛人などという汚らわしいものはおりません!

安定の夏妃。

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ってなわけでロクにメインディッシュも食べられないまま、子供たちは食堂を追い出されることに。こういう「せっかく用意された食事が無駄になる描写」って見てるとなんかすごい辛くなる。

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「……魂になっても、ずっと、ずっと一緒です」

時間は経過し、EP1と同じくプロポーズの場面。前回と違うのは紗音がその場で指輪を嵌めるという点。原作初見時はめちゃめちゃ感動した記憶がある。

この時点で紗音の永遠は完成された。家具に未来がないなら、ここで世界を、人生を完成させるしかない。

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その様子を遠巻きに眺める嘉音。彼の人生は完成されていない。だから未来が惜しい。まだ生への未練がある。

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場面変わって礼拝堂。入り口脇にはライオンの像。

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礼拝堂に集まった親兄弟たちは口々に魔女の存在を認める旨の発言をする。BGMは「サソリのハラワタ」なんだけど、アニメでも使い勝手がいいのか、よく耳にする気がする。ちなみに原作だと当該シーンで流れるのは「旋律~シラベ~」です。

そしてベアトリーチェの高笑いでエンディングへ。

7話の内容としては島へ向かう親族たちの様子から1日目終了まで。そんなに悪くはない気もするけど、短い尺に詰め込んでるせいで淡々とシナリオを消化してるな~感も否めない。

というか僕の場合は重度のうみねこ読者なんで、かなりの部分を記憶で補完できたりするわけで。これ新規視聴者にはどうなんだろうな??

うみねこのなく頃に 6話「middle game」

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アニメもEP2に突入。今回は紗音・嘉音の過去話がメイン。「middle game」とは「中盤」のこと。

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そこが、完成された世界だと信じられるなら。立派な一つの世界なんです

紗音と譲治は水族館デート中。水槽の魚たちにとっては、水槽の中こそが世界そのものであり、彼らにとっての海である…と持論を展開する紗音。

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「紗代。…紗音っていうのは使用人としての呼び方だろう? 僕は君を本当の名前で呼びたいんだ」

譲治の提案により、彼らの関係は「"紗音"と"譲治さま"」から「"紗代"と"譲治さん"」となる。不意に「紗代」とか呼ばれるとドキッとするな。色んな意味で。

尺的な都合もあり、原作のやり取りをテンポよくなるよう上手く改変している。譲治のキザっぷりが抑えられててこっちのがいいな。

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場面は変わり、岩礁の鳥居。6話のシナリオは時系列が行ったり来たりするので、ちゃんと時期が表示されるのは分かりやすくていい。…というか、この「各イベントの具体的な時期」はアニメでしか分からないんですよね。

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祠から霊験あらたかそうな鏡を持ち出して地面に叩きつける紗音。そういや夏妃の霊鏡のくだりってEP1ではカットされてたよね。

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OP映像かな? 砕かれた鏡。3つの破片それぞれに彼女の姿が写り込む。ここの演出今さら気付いたんですが、めっちゃゾクッとした。

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そして今度は1984年の10月。先ほどの場面より1年少し前の話。

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紗音が配膳中のミスを咎められているところ、咄嗟に譲治が紅茶の蘊蓄で話題を変える。そして紗音を見てパチリとウインク☆ なんか腹立つな。

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紗音が譲治を気になっていると察知した朱志香はこの表情。今回デフォルメ顔が多め。

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先ほどの助け舟に感謝する紗音だったが、譲治はなんのことかなとすっとぼけて見せる。江戸川コナンみたいな表情しやがって。

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「低学歴で無能で無教養な使用人風情が出る幕じゃないの」

紗音を牽制する絵羽。いや牽制というか、完全に潰しにかかってる。ただアニメだとストレートに罵倒してる分ダメージは低い。原作の絵羽はもっとネチっこく十分に搦め手で痛めつけてからトドメの一撃を食らわせる毒吐きおばさんなのだ。

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肖像画の前で心情を吐露する紗音の前に、魔女ベアトリーチェが姿を現す。BGM「金色の嘲笑」もあり雰囲気マシマシ。紗音がくるくる周囲を見渡すところのカメラワークが好き。

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霊鏡を割るように唆すベアト。しかし魔女の囁きに耳を傾けてはなるまいと紗音は誘いを断る。そこに「紗音をいじめるな!」と嘉音が割って入る。

ここ、原作だとベアトが絵羽の罵倒を真似して紗音を威圧してる場面なんだけど、アニメだとそのへんカットしてるので、嘉音の台詞に違和感。

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ベアトが指を鳴らすと紗音の腕が操り人形のように勝手に動く。操り人形というか、ロボットというか。なんか間抜けな動きなので是非見て欲しい。おもしろいので。

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魔女は土産にと、黄金蝶のブローチを託す。このブローチは恋愛成就のマジックアイテム。ただし霊鏡を割らない限りは効力が発揮しないとのこと。

原作では霊鏡を割らなきゃブローチが手に入らなかったはずだけど、それだと分かりにくいか。…というより、現物を先に渡しておいた方が、紗音を「その気」にさせられるという点ではアニメ版のやり方の方がベターかもね。

ちなみに原作ベアトは紗音と嘉音に蝶の痣を残して帰るだけなのだが、実はポートピア連続殺人事件ネタの伏線だったりなかったり。

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再び時間は進んで、1986年8月。事件の2ヵ月前ですね。

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紗音と譲治の沖縄旅行を羨ましがる朱志香。6話冒頭で描かれたデートのことなんだけど、いまいち沖縄要素が少ないので分かりにくい気がする。映ってたの水族館とレストランだけだし。

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「お嬢さまはそのままで十分に素敵です」

自分に彼氏がいないことで気弱になる朱志香を紗音が慰める。百合アニメだ! 原作BGM「moon」が印象的。

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沖縄土産を食べるベアト。

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「曇っていても、私には海は美しく真っ青に思えます」

そう主張する紗音に対し、それこそが家具からニンゲンになった証だとベアトは告げる。愛がなければ視えない。

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…ところで、ここの場面。どうやら岩礁はまだ無事っぽい。直後に描かれる文化祭との時系列がいまいち曖昧なのよな~。

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愛を知らない嘉音に対し、恋愛成就のブローチを託す紗音。

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月の光に照らされる紗音が美しい。

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ということで嘉音がやって来たのは朱志香の文化祭。海猫高等学校って…安直すぎない?

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「ショタ」だの「調教済み」だのと囃し立てる友人たちをボコる朱志香。慣れた手つきでメリケンサックを嵌める動作がなんかエロく見える。

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どっきゅん! どっきゅん!

朱志香キャラソンのターン。文化祭で電波ソングなのはアレだけど、つるぺったん歌うよりは遥かにマトモだな…。

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「なんだこれは…バカみたいじゃないか…」

と冷めた目で見ていた嘉音だったが、ライブ中の朱志香の雰囲気が、普段屋敷にいるときとはまるで違うということに気付く。

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「右代宮家のお嬢様をやらなければならない自分とは別に、自分の好きなことに精一杯な…もう一人の自分を作った」

人格の多重化であり、キャラクターの演じ分け。うみねこで語られるテーマの一つ。真里亞の、一見すると二重人格のような性格もこれなんですよね。

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「ニンゲンと家具は恋愛などできません」

朱志香の恋心を知った上で、きっぱり拒絶する嘉音。…まあこれ結局、自分自身への批判というか、なんというか、あ~って感じだよ。なあ?

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「恋に狂え。黄金に狂え。そのどちらにも狂わぬ者など人間にあらず!」

ベアトリーチェのモノローグで〆てエンディングに突入。BGM「サソリのハラワタ」は原作でもここで流れる。

6話は日常回というか、恋愛話を主軸に展開してるので派手さはないけど面白くまとまってましたね。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 1話「モテないし、ちょっとイメチェンするわ」

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百合漫画として人気のわたモテ。2011年より連載が開始され、2013年にアニメ化。

わたモテ序盤のギャグテイストをさらに濃くした雰囲気の作品。凝った演出も多く、映像的には結構気合の入った作品だな~という印象。

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これは、とある女の子…モテない女の子のどうでもいい物語

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「中学時代、男子に声を掛けられたことのある自分は喪女ではない」という智子。さらに「女子高生は人生で一番モテる時期」という謎の確信から乙女ゲーム的な未来を妄想していた…。

初っ端から繰り出される初期もこっち特有の謎の自信。最近のもこっちは現実を見据えているというか、割と地に足がついてる感じのキャラなので「あ~昔はこういうヤツだったな~」とか思っちゃう。

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JK生活への期待に胸を膨らませていた智子だが、月日は足早に過ぎ去っていく…。桜と日めくりカレンダーが一緒に散っていくさまで時間経過を表すのがなんかイケてる。

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「でさでさ~」「それっておかしくね~」「おかしいな…女子高生だが高校生と二か月近く会話していないぞ…

モブ女子の会話に被せるように智子のモノローグが挿入される。入学式での会話はノーカンなのか、それとも忘れてるのか。もこっちだし忘れてそうだな…。

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かっこいいオープニング。全てが変わる未来で会おう!

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「くやしくねーし!」

リア充グループの会話を聞きながらモノローグで自己正当化を図る智子。いわく「ぼっち」ではなく「ソロプレイ」とのこと。まだ高校1年生の春だし、中学時代に引き続いてプライドが肥大化していた時期っぽい。当時のもこっちは見栄を張りがち。

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根元&岡田も登場。アニメの中では「よく見かけるモブ」くらいの扱い。ネモの髪型が中学時代っぽいな。

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下校時、担任に声を掛けられるも上手く声が出せずに頭だけ下げて去っていく智子。1年次の担任はゆるい雰囲気だし、こういう先生は生徒からも人気ありそう。どっちかというと放任主義寄りというか、荻野先生とは良くも悪くも正反対な印象。

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もこっちママ。「買い物行ってくるけど食べたいものある?」「え、回鍋肉」

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他人と会話できないことを悩む智子。中学時代の会話勘を取り戻せば何とかなるはずだと、珈琲に写り込んだ自分の顔をスプーンでかき混ぜる。現実は見たくない。そして珈琲は苦い。

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ふと思い立ち、テキトーに着崩した制服姿を姿見で確認する智子だが、自分の顔にゲシュタルト崩壊を起こしてリバースしてしまう。

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隈の濃い目元さえ隠せば美少女に慣れると確信する智子。蠱惑アイを隠すなんてとんでもない!

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女子力UP方法をネットで検索中。マウスに火花散るのは危ないでしょ。たぶん「デスノート」のパロディ。

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「すっげーブス!!」

智子の努力もむなしく、弟にブス呼ばわりされてしまう。第1話にして、もこっちトラウマになってそう。

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「なんならいっそのこと今エンディングに行っても…」

あまりにも他人と会話できないため、トークの練習に智貴を利用しようとするも、ウザがられて「死ね!」と言われてしまう智子。弟も咄嗟に言い過ぎたと弁解するが、「うん、自殺する」と智子は勝手にメンヘラ話を展開していく。

傷の浅いうちに物語を終わらせようとするもこっちの台詞。最近の彼女とは対照的で、結局のところ根拠のない自信だけじゃ空虚なんだよね。

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なんだこのレイアウト。視聴者の首が曲がりそう。

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「お姉ちゃんってカワイイ?」「…普通

いやたぶん美人だと思ってるよ、こいつは。

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場面変わって放課後の学校。夕方のシーン多くない? と思ったけどテスト終わりの半休らしい。ってことは昼? 日が暮れ過ぎでは?

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担任に対して「さよなら」と声を絞り出す智子。成長の兆しというか、小さな一歩。

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「自然に他人と会話できた!」と喜ぶもこっちがかわいい。

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コンビニ店員とも会話(?)したことで勢いづく智子。調子に乗って寄り道してみることに。明らかにヤバいフラグなのだが、危機回避能力を身につけるにはまだまだ経験が足りないようだ。

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古本屋というテリトリーで他の客を見下して優越感に浸っていたら、カップル客=自分より人間レベルの高い客とすれ違ってしまう。

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そしてモブ化。まあ、そういう気持ちは分からんでもない。

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さらにレベルを上げてハンバーガショップにソロで突入するも、注文でドモりまくりの智子。この、緊張したときにスカートをぎゅっとする癖! これなんだよな~!

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ハンバーガーってこんなに美味かったっけ!? こんなもの子供かバカの食べ物だと思ってたのに!」

自分がなんとなーく見下してたものに向き合って再評価する。こういうことを繰り返してもこっちの価値観は変わっていったのだなあ。

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ハンバーガーの味に感動してたら、遊び帰りのクラスメイトたちが登場。出口付近の席を陣取ったため迂闊に帰れなくなってしまった智子。後のクリスマス会でもそうだけど、当時のもこっちにとってネモたちはカースト上位=恐怖の象徴でもあったのかな。

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リア充は性格が悪いという偏見。特に手前二人はめちゃめちゃいい人たちだよ。

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イメチェンによる変装(ただしブスになる)で、クラスメイトに気付かれぬように立ち去る智子だったが、智貴とその友人たちに出会ってしまう。

「ちょーブスだったから」と笑う友人に同調せず「俺は見てないから…」と答える智貴。単純に優しいのか、それとも自分の姉を指して「ブス」だと言いたくないのか。

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ひとり公園で呆ける智子を迎えに行く智貴。こいつお姉ちゃんのこと好きすぎだろ。

第1話は原作の3話分を一つにまとめた感じ。尺に余裕があるのか、豊富なギャグ演出がたくさんあって楽しいけど、ちょっとクドく感じるところもあるかも。

うみねこのなく頃に 5話「fool's mate」

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EP1の最終話。サブタイトルは「最短手順での詰み」を意味するチェス用語。ゲーム開始からわずか2手目で詰んでしまうらしい。

前回最後の客間の殺人から始まり、「お茶会」「????(裏お茶会)」までしっかり描かれる。作画監督菊池洋子(キャラクターデザイン担当)なので、とてもキャラの作画が整っている回だ。

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客間で一体何が起こったのか説明を迫る戦人たちに対し、真里亞は「知らない」の一点張り。ベアトリーチェから壁を向いて歌っているようにと指示されていたので「何もわからない」とのこと。

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\(^o^)/

鬼気迫る戦人に対して、楽しそうな真里亞。原作テキストだけでも不気味なシーンだが、役者の演技が伴うと彼らの温度差がより顕著に感じられる。

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夏妃がいないことに気付く朱志香。すぐに客間を出ようとするも、燭台が閂のようになっていて開かない。テキストだけではちょっと分かりづらい光景も映像媒体なら一目で理解できるのが強み。

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玄関ホール、肖像画の前で夏妃はベアトリーチェとの決闘に挑む。緊迫感のあるシーンが続き、EP1初見プレイ時のワクワクした感情を思い出す。いや、普通に面白いやんけ。

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体当たりで観音扉をぶち抜いた子供たちの目の前で、決闘に敗れた夏妃が床に倒れる。彼女の眉間には銃創があり、「まさか自分で…(頭を撃ち抜いたのか)」と譲治が呟く。

それにしても客間と玄関ホールが近い! 原作だと屋敷内の位置関係って分からないから、びっくりする。また当該シーンは射殺後の銃のすり替えトリックを疑われていたんだけど、その線の推理はアニメで潰されましたね。殺害と発見がほぼ同時なので。

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譲治は、夏妃を誘い出したと思われる手紙を探すが見つからない。原作BGMである「deadangle」が映像の雰囲気に調和していて、ぐいぐいと物語に引き込まれていく。

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右代宮家、死体の乳に顔を押し付けがち。

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俺は絶対に死なねぇッ!

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戦人は銃を手に取って毅然とした様子で叫ぶも、その手は恐怖で震えていた。そんな戦人を見下すかのように「銃なんて意味ない」と真里亞が笑う。「それにもう、おしまいなんだよ」と彼女が指差す先では、広間の大時計が24時を告げようとしていた。

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24時の鐘と共に、どこからともなく黄金の蝶が現れて肖像画に止まる。それを戦人が見事に撃ち抜いて肖像画に風穴を開けるも、砕かれた蝶の破片は、再び蝶の形を得て羽ばたき始める。

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…やがて屋敷を満たす黄金蝶の群れの中、呆然とする譲治と朱志香。そして全てを見据えたかのように笑みを浮かべる真里亞。

子供たちの前に黄金蝶が姿を見せるのはアニメオリジナルの展開。そもそも24時の時点で時間切れだし、夏妃の銃は**なので、…つまりそういうことだ。

ゲームのルールとして筋は通ってるのでロジックエラーではない。アニメ的に黄金蝶が舞い踊る画面の派手さは映えるし、良改変だと思う。

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こんな…、こんな滅茶苦茶あって堪るもんかッ!!

アニメ新規勢を代弁するかのような戦人の絶叫。BGM「サソリのハラワタ」の盛り上がりに呼応して物語は最高潮を迎える。

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というところで場面は変わり、モブ漁師がメッセージボトルを拾い上げる様子が映し出される。真里亞の声で語られるのは「どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです」という言葉。

原作エンドロールで流れる「Bring The Fate」は感情を揺さぶってくる壮大な曲なので、是非ともアニメで聴きたかったが、やはり尺が…。それは置いといても、ナレーションとかでもう少し説明が欲しかったかな。

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「今日でも六軒島魔女連続殺人事件の真相は暴かれていない」というテロップ演出でAパート終了。

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そしてBパート。紅茶のカップを置いたのは一体…?

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まいったな。わけがわかんない内に終わっちまったぜ

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その声の主は戦人であった。戦人だけでなく真里亞に譲治、朱志香、さらに死んだはずの紗音と嘉音も登場。

ここからは原作のお茶会パートで、いわゆる楽屋オチ的なメタネタを逆手に取った展開なのだが、何も知らないアニメ視聴者は目が点になったことだろう。テレビ放送時も「超展開」っぷりにインターネットを賑わせたりしたものである。

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キャラたちによる楽屋ネタだと思っていたら大間違い。魔女の存在を肯定する一同に対して戦人は「魔女なんているはずない」と全面的に反論して不穏な空気に。

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「一番簡単な方法がある。みんなが言うところの魔女を、"ベアトリーチェさま"をここに連れて来りゃいいじゃねえか」

ドヤ顔で魔女肯定組を煽る戦人。しかし彼には既に負けフラグが立っていた。

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何処からともなく聞こえる笑い声に振り向くと…、お馴染みのBGM「オルガン小曲第6億番ハ短調」と共に魔女ベアトリーチェが姿を見せる。

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しかし戦人は簡単に負けを認めない。目の前に現れた魔女を、信奉者たちの共同幻想だと断定。「魔女と魔法」を否定し「ニンゲンとトリック」で説明してやると宣言。

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ならば聞こう!

真里亞の手紙は? レシートの封印は? チェーンの密室は? 源次たちの客間は? 夏妃の自殺は? そして…この者たちの運命は!?

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ベアトリーチェが煙管を向けると同時に、苦しみ始める紗音と嘉音。「魔法が解けてしまう」と言いながら立ち上がる譲治と朱志香。そして真里亞。彼らの体が戦人の目の前でバラバラ砕けて崩れ落ちる。凄惨な状況に涙を浮かべながら魔女の否定を誓う戦人。

原作BGM「牢獄STRIP」でテンション上がりまくり。めちゃめちゃ熱い展開でどうしたものか。

原作だとチェーン密室の殺人をベアトが魔法で再現してみたり、そのあと子供たちが本編での死に方を再現したりしてから、ベアトの出題ラッシュなんだけど、上手いこと順序を組み替えたりしてテンポよく見せている。いや、これ…いいアニメじゃない?

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そして再び紅茶のカップで場面転換。本編を俯瞰する「お茶会」と、さらにそれを俯瞰する「裏お茶会」の世界。

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手に取って啜るのはベルンカステル。もちろんCVは田村ゆかり。前作「ひぐらし」の視聴者は「梨花ちゃんwww」って草を生やしたりするところだろう。

ちなみにここの台詞、原作だと「梅干し1パック200円」なのだがアニメでは「1個200円」とちょっぴり高級志向になっている。

BGM「黒のリリアナ」は原作だとEP2のエンドロールなどで使用される曲。まさかここで流れるとは…って思ったけど、いい感じにハマってる。

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「私は世界で一番残酷な魔女。どんな相手でも絶対に屈服させる」

紅茶に写り込むベルンカステルが、第四の壁を超えて視聴者に語りかける。口パクはしてても表情は見えず。一体どんな冷ややかな瞳をしながら話しているのか、得体の知れなさを感じさせる演出がいい。

そしていつものエンディング。うーん、裏お茶会はCパートに回しても良かった気がするが。そもそも原作の各エピソードが「本編」「お茶会」「裏お茶会」の三部構成になってる時点で30分尺のアニメ向きではないんよね。

 

……ということで、アニメEP1終了。

完走した感想ですが、「みんなが想像してるより全然面白いぞ」と言いたい。

まあ原作組として見れば尺の都合でカットされた場面も多いし、色々不満点はあるんだけど、それでも決して出来の悪いアニメではない。むしろ誠実に作られてる印象を受けた。…少なくともEP1は

うみねこのなく頃に 4話「blunder」

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第4話「blunder」は「大悪手」という意味。勝ち筋が見えねえや。

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絵羽と秀吉の死体を発見する一同。今回、顔の作画がやや崩れ気味。

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母の亡骸に寄り添う譲治…だけど、死体の乳を揺らすのは趣味がちょっとな~。テレビ放送字は提供画面でここのカットループさせてたし、そういう悪ノリは寒いですね。

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密室殺人に頭を悩ませる戦人を煽る真里亞。作画が安定しないのもあってか、なんともムカつく表情である。

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ここの笑い顔はデフォルメでかわいい。

そんな真里亞の様子を見て、犯人と内通しているんじゃないかと疑いの目を向け始める朱志香と譲治。残念ながら真里亞の二重人格について語る一連の台詞はカット。めちゃめちゃ重要なんだけどね…。

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一方その頃、異臭の原因を探っていた二人。扉の音に腰を抜かす熊沢を置いて、ボイラー室に駆け込む嘉音。この場面って「扉の音がする→自分たち以外に誰もいないはずなのに→きっと犯人に違いない!」ということなんだけど、ただ単に扉のSEが鳴るだけなんで、どうして熊沢が驚いて嘉音が焦ってるのか分かりにくい。せめて説明台詞が欲しいですね。

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嘉音がスイッチをカチカチ弄るも、ボイラー室の照明は点かない。妙に細かい描写である。

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黄金蝶の群れと対峙する嘉音。今回の盛り上がりポイントその1かな? アニメの蝶のエフェクトは光の加減とか、綺麗だよね。

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ボイラー室に反響する何かの金属音。そして原作プレイヤーにはお馴染みの笑い声SEと共に肖像画のアップ。ここの演出はなかなかキマってる。

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ボイラー室に駆けつけた一同。源次が照明スイッチを弄るも、やはり点かず。なんか執拗に描写してくるね?

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床に倒れる嘉音の顔がいい。

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犯人を追う戦人は懐中電灯を手に中庭へと飛び出す。雨に反射する光の描写がいい感じ。このアニメ、全体的に光の表現が上手い気がする。黄金蝶然り、照明然り。

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結局ブレーカーが落ちていたっぽい。照明が点灯したところで焼死体とご対面。足の指が6本ということで、金蔵の死体であると判断する夏妃と源次。でも、ぱっと見だとそんなに違和感はないですね、足の指。

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南條が手当てを施したが嘉音は助からなかった…というところで、前回カットされた朱志香の喘息発作…を特に気にする様子もなく議論を続ける一同。いやまあ医者が隣にいるにしても、ちょっとくらい心配してやれよ。

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犯人は鍵を所持している可能性が高いため、一同は書斎に籠城することとなる。天井から俯瞰するアングルがかっこいい。

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夏妃がテーブルに置いた缶詰。…いや、缶詰だけど、一缶だけなの? それ一缶を8人で分けるの?

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「私も…わかるな…」

源次いわく、金蔵はかつて愛した女性であるベアトリーチェを蘇らせるため黒魔術の研究をしていたとのこと。紗音という恋人を失った譲治は、金蔵の気持ちを理解できる旨の発言をする。そして朱志香もそれに同調する。短い台詞なんだけど、ここの演技がマジでいい。朱志香役が井上麻里奈なの大正解。

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盛り上がりポイントその2。目を離したすきに卓上に置かれていた魔女の手紙。夏妃は使用人と真里亞の中に犯人がいると断定して銃口を向ける。そこに原作BGM「システム零」が流れる! 盛り上がってまいりました!

しかし一つだけ置かれた鯖缶がシュールすぎる。

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夏妃に気圧されて書斎を退室する源次たち。またしても俯瞰アングル!

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使用人たちと真里亞を追い出した書斎。残された者たちの中には、なんともやりきれない空気が漂っていた…。しかし照明越しに俯瞰するの好きやな、おい。

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突然、鳴り響く書斎の電話。夏妃が受話器を取るも、聞こえてくるのは少女の歌声だけ…。徐々にズームになる受話器と、淡々とした歌声が恐怖を煽る。そしてBGMの「goldenslaughterer」によって緊迫感が増していく。

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客間では壁を向いて歌い続ける真里亞、そして横たわる三人の死体、それを見つめる戦人たち…。ぐーんとズームアウトして全景を写していく画面が滅茶苦茶かっこいい!

…というところで次回に続く。前回と似たような引きな気もするけど。